危なくて…でも甘い放課後
生活公安部少年総務課という場所は、その名の通り少年犯罪を扱う部署である




今日は小早川巡査と隣の部屋の整理を命じられた




隣の部屋とは過去50年の調書が保管されている部屋である




自分の部屋を掃除する時のように、過去の調書を読み返したりしてしまうものである




『マスク付けてくださいね』




小早川巡査がマスクを渡してくれた




この部屋には何度か出入りしたことがあるが奥まで言ったことはない




俺より若い小早川巡査は尚のこと




『なんか緊張しますね』




身長差20センチはある小早川巡査が見上げてくる




やっぱり、大卒でホヤホヤの女の子は可愛い




いざ足を踏み入れると思った以上に埃っぽくマスクをしても咳が止まらない




小早川巡査が新しい調書を持ってきた




その中には瑞希のも含まれていた




ふと覗いてみると、ある数字が目に飛び込んできた…
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