危なくて…でも甘い放課後
『じゃあね』




笑顔で手を振った彼女はそのまま車から降りて駅の方へと消えていった




はぁ…




溜息をつくとすっかり忘れていた料金を確かめる




「4880円」




また、溜息をついてしまう




『成城学園前まで…』




『はい』





車は駅まで行き俺もそこで料金を払って降りた




家に戻るとネクタイをそこに投げ捨てソファーに横になった




冷蔵庫から既製品のマティーニを出して飲む




今日は嫌なことは多々あったがこのマティーニは全てを忘れさせてくれる




明日は非番だし、朝まで寝よ…




風呂に入るのが面倒だったのでシャワーで済ませた




ベッドに入るとそのまま寝てしまった
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