危なくて…でも甘い放課後
俺は30分ほどですべてを終え、リビングでテレビを見ていた




『遅れてごめん…』




ドレスを着て髪をアップにした瑞希に俺は惚れかけた




『激似合ってるぞ』




ポケットに時計が入っているのを確認して俺は




『行くか』




『どこ?』




『着いてからのお楽しみ』




レストランは六本木のホテルの最上階のフランス料理を予約してある




『あ、瑞希はフランス料理食ったことある?』




『え…フランス料理なの?』




『嫌か…?』




『ううん。でも初めて』




『そうか…安心しろ、マナーは俺が全部教える。まあ、そこまで教えることがあるわけでもないけど』




今度こそ本当に車に乗り込んだ
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