危なくて…でも甘い放課後
運ばれたワインはすっきりした味でとても美味しかった




瑞希も恐る恐る飲んでいたが、半分ほど飲めた




『瑞希』




『何?』




『今日何の日だか分かる?』




『今日は…11月4日。なんかあったっけ?』




『お前の誕生日だろ』




『あ、そんなこ…もしかして、そのためにドレスを買ったり食事をしたりしたの?』




『そうだ。誕生日おめでとう。これは俺からのささやかなプレゼント』




右ポケットにしまってあった時計を渡す




『何これ?』




『開けてみろ』




箱を開けて、時計を見る瑞希




『え…』




瑞希は目を丸くした
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