危なくて…でも甘い放課後
肉料理はシャトーブリアン・ステーキ・ソース・ペリグーを注文した




二人前とメニューには書いてあったがどう見ても半人前…




瑞希と二人で食べた




『デザートは?』




『クリームブリュレ…』




遠慮がちに言う




俺は酒をガバガバ飲んでいたが、瑞希は相変わらずチビチビ飲んでいた




それでも顔を赤くする瑞希




出された紅茶で口直しすると、カートにブリュレが載ってやってきた




フランぺにされて出された




『美味しい…』




『それはよかった』




本当によかった。食事中に余りにも料理について触れなかったので正直口に合わないのかと心配していた




デザートを食べ終えて空をも照らす東京の夜景を瑞希と見入っていた




『行くか?』




俺が買った時計を見て笑みを浮かべて頷く
< 89 / 205 >

この作品をシェア

pagetop