危なくて…でも甘い放課後
『そう』




とだけ言い残して電話を切った




他の仕事も片付けつつ瑞希の書類を埋めていく




瑞希の書類も一部除いて全て書き終え、仕事もひと段落ついたと思いきや渡邉警部補が笑顔で入ってきた




『あ、渡邉警部補』




『今日から俺は警部』




『あ、そうですかおめでとうございます』




この人も自慢しに来たのか?




『実は武田警視正から仕事の依頼があって。今日はみんな例外なく残業』




『マジすか』




『マジ。あ、でも急用があるなら帰ってもいいけど?』




『いえ、幸か不幸か急用がないんですよ』




『じゃ、この書類を埋めといて。なんか質問があったら遠慮なく訊いてくれ。俺向こうにいるから』




『はい…』




『悪いとは思っている。だけど、頼むな』




コーヒーを飲んで目を覚まし、立ちはだかる書類と戦闘を挑む
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