危なくて…でも甘い放課後
6時間かけて仕事を片付け、さっさと部屋を出た




出る間際に




『あ、仕事終わった?』




一人で書類と闘っていた渡邉警部が声をかけた




『あ、はい。手伝いましょうか?』




『あ、大丈夫。もう11時半だし帰ったら?』




『失礼します』




車を走らせて家に向かった



最近になって残業が増えたため、瑞希を迎えに行けなくなったので定期を買ってあげた




夜の首都高はすいており、車も快調に進む




家に着く頃にはもう日付も変わっていた




一杯飲んでから寝ようとキッチンの隣のワインラックに足を運ぼうと思ったら




ダイニングから光が漏れていた




不審に思い部屋をのぞくと



瑞希がいた




ただし、寝ている状態で
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