お化け屋敷
吉田君
「おはようございます。」
と声をかけてきたのは同僚の吉田君だ。
「おはよう!!」
「あのッ!田中さん!!」
「何?」
と顔を真っ赤にしている吉田を不審がりながら梨花は返事をする。
「今日の夜開いてますか?」
「今日の夜?開いてるけどなんで?」
「田中さんお酒好きですよね?いいお店見つけたので一緒に行きませんか?」
「えっ!?吉田くん、私がお酒好きだって何で知ってるの?」
「おっお一昨年の新入社員歓迎会で一番飲んでいたが田中さんだったじゃないですか。」
「あれで私が一番?雄三さんは同じくらい飲んでたけどな・・。」
「ゆっ雄三?」
と雄三と言う言葉に吉田は目を光らせる。
「はっ!なっ何でもない!!雄三なんて全く言ってなっにゃいから!!」
動揺しすぎて言葉が可笑しくなっている。
そんな梨花を吉田はかなり不審がっていたが怖いので聞くのを止めることにした。
「じゃあ!!仕事が終わったらまたッ!!」
と言い吉田くんは走り去っていってしまった。
「・・・またって仕事場での席隣じゃん。」
梨花の声だけがその場に響いた。
鈍感すぎる親父系の梨花にはなぜ真っ赤になって吉田君が必死に梨花を飲みに誘ったのかこれっぽっちも気づかない。
この光景をみていた同じ職場の人達は吉田を励ます意味をこめて吉田の机に沢山のお菓子を置いていった。
何とも心優しく協調性のある職場仲間であった。
と声をかけてきたのは同僚の吉田君だ。
「おはよう!!」
「あのッ!田中さん!!」
「何?」
と顔を真っ赤にしている吉田を不審がりながら梨花は返事をする。
「今日の夜開いてますか?」
「今日の夜?開いてるけどなんで?」
「田中さんお酒好きですよね?いいお店見つけたので一緒に行きませんか?」
「えっ!?吉田くん、私がお酒好きだって何で知ってるの?」
「おっお一昨年の新入社員歓迎会で一番飲んでいたが田中さんだったじゃないですか。」
「あれで私が一番?雄三さんは同じくらい飲んでたけどな・・。」
「ゆっ雄三?」
と雄三と言う言葉に吉田は目を光らせる。
「はっ!なっ何でもない!!雄三なんて全く言ってなっにゃいから!!」
動揺しすぎて言葉が可笑しくなっている。
そんな梨花を吉田はかなり不審がっていたが怖いので聞くのを止めることにした。
「じゃあ!!仕事が終わったらまたッ!!」
と言い吉田くんは走り去っていってしまった。
「・・・またって仕事場での席隣じゃん。」
梨花の声だけがその場に響いた。
鈍感すぎる親父系の梨花にはなぜ真っ赤になって吉田君が必死に梨花を飲みに誘ったのかこれっぽっちも気づかない。
この光景をみていた同じ職場の人達は吉田を励ます意味をこめて吉田の机に沢山のお菓子を置いていった。
何とも心優しく協調性のある職場仲間であった。