* 翼をください * ー俺様柏原の不器用Loveー
「昨日は、本当にごめんなさい!」
綾香の言葉の後に、他の能面・・・、女の子達も口々に謝罪の言葉を述べると、次々に頭を下げた。
「へっ?」
きょとんとしている私に、冷静に答える綾香。
「これは、どうしたらあなたに、昨日の事を許してもらえるか、みんなで相談して考えた罪滅ぼしよ。」
いやいや、冷静に言ってるけど、内容はとんでもないから。
罪滅ぼしでスッピンて・・・。
・・・・・・。
「プッ・・・、はは、あははは!」
なんだか可笑しくなって、堪え切れずに吹き出した。
今度は綾香達が、きょとんとする番。
「あはは・・・、あーおっかしい!なんか、バカらしくなってきちゃった。もう、いいよ、そんなの。」
本当に馬鹿馬鹿しくなってきて、笑い涙を指で弾いた。