*  翼をください   * ー俺様柏原の不器用Loveー

揺るぎない想い?


「もう歩けるか?」


着いたのは、柏原の住むホテルの前だった。


お礼を言って柏原の背中から降りると、足はもう、しっかり地面についていた。


でも、何故ここに???


「行くぞ。」


はてな顔の私にそっけなく呟くと、柏原はホテルの中へ入って行く。


当たり前のように入っていく柏原の後に、仕方なく続いた。


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