* 翼をください * ー俺様柏原の不器用Loveー
「まっ、心配すんな。よくある事だからさ。月曜には元気に学校にくるよ。」
激しく肩を落とす私の、まさにその落ちてる肩を、ポンと叩いて清四郎が笑った。
「本当に?」
「心配なら、見舞いに行く?日曜には家に戻ってるはずだから、一緒に行こうか。」
どうしてこんなにも胸が騒つくのか分からないまま、気付けば首を縦に振っていた。
その後の私といったら、授業はまったく手に付かず、バイト中もミスを連発してしまい、散々だった。