この空の下で
−翌日の昼休み−


あたしはいつものように、ミナミと雑談していた。

教室内もいつもと同じく、明るい声が響いている。

ガラッ!!

突然、教室の扉が開かれた。
ものすごい勢いで大きな音がしたため、一気に静まる生徒達。

あたしはもちろん、みんなが扉に視線を集中させた。


「誰や、あいつら…」


扉付近には、4人くらいの男子生徒がいた。
全員けっこうな長身、170以上はあるだろう。


「にしても、柄悪いなぁ…」

「ハル、見てあれ」

「え?」


ミナミの言う通り、あたしは外から再び扉の方へと視線をうつした。
そこには…


「美紗、と裕子…?」

美紗子と裕子が携帯を持って、仲良さそうにアド交換をしていた。

なんであの2人…?
あんな不良の塊みたいなんと…。


「じゃ、またね」

「うんっ、ばあばぁい♪」

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