この空の下で
「ぇ、信ちゃん
美紗の事好きだよね?」
『ぬ!!?なんッ…!
何で知って!?』
おぉ…むっちゃ同様してるやん…^^;
やっぱ図星か…。
「美紗に聞いた。
ぁっと…大丈夫…?」
聞いた所によると、
信ちゃんは美紗に告ったらしい。
で、暫く時間置いた後
ことごとくフラれたと言う…
悲しい話でございまして;
しかもあたしはそれを、
美紗子本人から聞いたと言う事実がありまして…
残酷ですわ、色々。
『ん〜大丈夫ってか、
まだ諦めた訳ぢゃないし!』
「お〜ッ!たくましい!!」
『で、それは本人から聞いたと?』
「いぇす-ω-」
『ぶち殺す…ッ!』
「まぁまぁ落ち着きなさい。言ってたの、あたしだけじゃないケドね☆」
『…信頼ぶっ壊れだな。
アイツは信じない。』
「単純ね。」
それから色んな話をした。
裕子の話が主にだったケド。
なんか、気をつかわなくて、
声聞いてる内に元気になっていく気がした。
落ち着く時間が、
あたしを包んだ。
「え!?5時間!?
そんなに長電したの!!?」
『うん^皿^☆
美紗子の話って終わらねぇからさ、
永遠に続くんだよ。』
「へぇ〜ッ!いいなぁ。
あたしあんまり電話しないから、してみたぃよ´ω∩」
『ぁ、じゃあ今度する?』
「するッ!したい!」
『いいよ^^
今日は親がいるから出来ないケド、今度ね。』
「うんッ!分かった!
約束だよ!」
これが始まり。
男を信じられなくなった
あたしが
初めて信じたいって
思った人。
ずっとずっと
大切にしたいと思った。