この空の下で
「泣いて、ませんよ。」
泣いてなんかはない。
別にショックとかは
全くないし…。
涙が出そうとか、
そういう事は無かった。
朝「春ちゃん?」
「はい…?」
朝「誰にも言っちゃ
ダメだよ…?」
「えっ?…ちょッ!!!」
朝倉先輩の言った意味を理解する前に、先輩の手があたしのTシャツの中に入ってきた。
やばいやばいやばい!!!!!!
これはまずいって!
「朝倉先輩ッ!」
朝「なに?」
「これはヤバいです!」
朝「大丈夫だよ、
舞ちゃんにも言うなよ?」
「まずいですって!」
あたしは朝倉先輩の手を掴んで、やっと止めた。
*・*・*・*・*
あのあと、キスは何回かされたけど……
それ以上の行為は無かった。
てかあったら困る。
あたしの高校生活初めての夏休みは、異常なくらい濃いものとなった。