この空の下で


今日は塾が一緒の友達(あたしを入れて6人くらい)で遊んでいた。


最近のあたし達の中のブームが人生ゲームで、6人でそれをやっていた。





「やったぁ!
2あがり〜(●´∀`●)/」

「うがぁあ!
春が2番か〜…」



ちなみに、1番が
綾華だった。


綾華は小1の時から
颯を溺愛している子。

昔からワガママで、
あたしは苦手な人。

何か最近、颯と仲良くなったからか…よく視線…殺気を感じるようになった。



たぶん…じゃなくて、間違いなく綾華だと思う。



小学生にして
その溺愛っぷり…
将来はストーカーですかね。


あたしがトイレから帰って来ようとした時だった。

廊下には綾華の姿。


綾「ねえ、春。」

「え、おぉアヤ。
どしたの?」


あたしが問いかけると、
綾華は黙って一枚の紙を手渡して戻って行ってしまった。



何か書いてある。手紙だ。








ソレを読んだ途端



あたしの中の








何かが勢いよく弾けた。





< 84 / 98 >

この作品をシェア

pagetop