この空の下で
今日は塾が一緒の友達(あたしを入れて6人くらい)で遊んでいた。
最近のあたし達の中のブームが人生ゲームで、6人でそれをやっていた。
「やったぁ!
2あがり〜(●´∀`●)/」
「うがぁあ!
春が2番か〜…」
ちなみに、1番が
綾華だった。
綾華は小1の時から
颯を溺愛している子。
昔からワガママで、
あたしは苦手な人。
何か最近、颯と仲良くなったからか…よく視線…殺気を感じるようになった。
たぶん…じゃなくて、間違いなく綾華だと思う。
小学生にして
その溺愛っぷり…
将来はストーカーですかね。
あたしがトイレから帰って来ようとした時だった。
廊下には綾華の姿。
綾「ねえ、春。」
「え、おぉアヤ。
どしたの?」
あたしが問いかけると、
綾華は黙って一枚の紙を手渡して戻って行ってしまった。
何か書いてある。手紙だ。
ソレを読んだ途端
あたしの中の
何かが勢いよく弾けた。