この空の下で
「ハル-ッ!置いてくよ-?」
「待てーい!!!
はあ…疲れた…」
「トイレ長いでしょ。」
「ミナミさんが早いんです…!!!」
5限目、この時間が部活ガイダンスである。
あたしと美波は、『み』と『ま』だから並ぶと隣になる。
よって、一緒に移動。
「でさ-、そいつが…。
(°□°;)!!!?」
「ん?
どしたのハル。究極ぶちゃいくな顔だよ?」
あたしがビックリしすぎて静止した理由…それは…
「ぁ、あれ…あの人…」
あたしは美波に分かりやすいように、それを指さした。
「…、誰あれ。
知り合い??」
「カッコイイ…!!」
「カッコイイ!!?どこが!
つかそんだけかいっ!!」
あたしが指さした先には、超美形日本男子がいました。
普通なら全然気にしないトコだケド…男に興味無いし。
でも…
「さっき、メチャ目ぇ合った…?」
目が、合ったような気がした。
それも3秒くらいずっと。
「気のせいじゃないの-」
「そ、かな…」
「まぁ確かにイケメンだケド…あたしのタイプじゃないなぁ~」
「そっか…」
「つか遅れちゃう!早く行こっ!」
「うげっ!!時間忘れてた-!!」
その人の後ろ姿を気にしながらも、あたしは美波と体育館に向かった。