EBE-地球外生命体-
多少の痛みはあったけど、それでも立ち上がれないほどの苦痛じゃない。

僕は拳を握り締める。

故郷を侵略し、今また『良き隣人』になり得る筈の地球人達に手をかけようとしたレプリティアン。

誰かが彼らに鉄槌を下さなければならない。

…薬品の影響だろうか。

僕のフットボール型の両目が、赤く発光する。

感情の高まりによって、こんな変化が起きているようだった。

その赤い眼で、レプリティアンを睨みつける!

「蹂躙される者の痛み…味わわせてあげるよ…!」

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