EBE-地球外生命体-
「一人だけ」

僕は呟く。

「一人だけ、犯人について思い当たる節がある」

「え?」

ハワードが振り向いた。

…僕も彼の顔を見る。

「僕達異星人だ。異星人ならばキャトルミューティレーションも可能だろう」

「…君は…」

ハワードが僕を睨んだ。

「君は同族殺しを疑っているのかい?」

< 36 / 111 >

この作品をシェア

pagetop