EBE-地球外生命体-
医務室に戻り、僕は丸椅子に腰掛ける。
その視線は無意識のうちに俯き加減。
…ショックだった。
地球人は、容姿や文化が違っても友好的に接してくれる種族だと信じていた。
住んでいる星が違おうと、どんな生い立ちだろうと、通じ合えれば『良き隣人』になってくれる、そんな人種だと信じていたのに…。
だけど、考えてみればそれは僕の勝手な押し付けだとすぐに分かる。
地球人がそんな人種ならば、何故地球から戦争や紛争がなくならないんだ。
文化、容姿、思想、未知のものに対する偏見、畏怖、差別。
地球人の心の中には、他人を虐げる理由なんて幾らでも作り出せるんだ…。
その視線は無意識のうちに俯き加減。
…ショックだった。
地球人は、容姿や文化が違っても友好的に接してくれる種族だと信じていた。
住んでいる星が違おうと、どんな生い立ちだろうと、通じ合えれば『良き隣人』になってくれる、そんな人種だと信じていたのに…。
だけど、考えてみればそれは僕の勝手な押し付けだとすぐに分かる。
地球人がそんな人種ならば、何故地球から戦争や紛争がなくならないんだ。
文化、容姿、思想、未知のものに対する偏見、畏怖、差別。
地球人の心の中には、他人を虐げる理由なんて幾らでも作り出せるんだ…。