EBE-地球外生命体-
そんな僕に。

「少しいいかね?」

ラッセルが声をかけた。

「落ち込んでいる所申し訳ないが…一つ話しておきたい事がある」

「…はい…何でしょう…?」

顔を上げる僕に。

「ハワード・マッケンジー…彼には気をつけろ」

ラッセルは周囲を気にしながら囁くように言った。

「え…?」

僕とシンディは顔を見合わせる。

このエリア51に来て、初めての地球人の友達であるハワード。

一番の僕の理解者だと思っていたハワード。

彼を警戒しろだって?

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