EBE-地球外生命体-
ハワードと顔を見合わせたのは、ほんの一瞬だった。

僕達は通路を走る。

声が聞こえたのはそれ程遠くではなかった筈だ。

どこだ?

どこから聞こえた?

入り組んだエリア51の廊下をひたすらに走り。

「!!」

僕とハワードは、その声のした現場へと辿り着いた。

「…グレイ君…ハワード」

そこに立っていたのは、顔面蒼白のシンディ。

そして、腹部に大きな風穴を開けられ、絶命した警備の兵士の姿だった…。

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