EBE-地球外生命体-
睨み合いは一瞬だった。

有無を言わさず。

「!!!!!!!!」

僕は拳でレプリティアンの顎を打ち上げる!

アッパーカット!

薬品で強化された僕の打撃は、自分でも驚くほど凄まじく、2メートルはあろうかというレプリティアンの体を、天井を突き抜けて地上にまで吹っ飛ばしてしまった。

僕は彼の後を追おうとするが。

「待って!」

そんな僕を呼び止める声。

振り向くとそこには、ハワードが立っていた。

…今度は本物らしい。

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