恋した相手はライバル!?
「えみりも来たら
良かったのに。」

私と龍矢はベッドに
座って話をした。

「えみりが隼人の願いを
叶えてあげるんだって。

隼人は後継ぎだけど、
家庭の愛情に飢えている。

それを知ったえみりは、
隼人を自分の家に
呼んだみたいだ。」

「隼人君だけが後継ぎじゃ
無いのにね。

龍矢も兄貴も後継ぎなのに
家庭には恵まれている。」

「ああ、本当だよ。
えみりだったら、
隼人の心を癒すんだろう。

俺も同じだけど。」

龍矢は私を倒して
上に被さってきた。

「まだ早い!!!」

「何でだよ?」

「今度。」

「今度っていつ?」

疑いの目を持って
私の唇に近寄ってきた。

「カウントダウンの夜。」

そう言ったら龍矢は
笑い出した。
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