恋した相手はライバル!?
「龍矢の事は聞いた。
お前はどうする?

龍矢は凄く悩んでいる。
留学よりお前の事が
1番大事なんだろう。」

「パパ・・・。
私龍矢がいないと・・。」

「香織。
お前の気持ちは良く分かる。

けどな。
龍矢はこの先あの会社を
背負って生きていく。

今ここで諦めたら、
一生後悔する。」

「後悔?」

「ああ。
何十年後龍矢が、
あの時行けばよかったと
きっと後悔する。

今行けば、
あの時行ってよかったと
思う気持ちが大きい。

俺は聡史に説得された。」

「龍矢の事で。」

パパは静かに頷いた。
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