恋した相手はライバル!?
「お前はどうする?
もし俺が向こうで
彼女が出来たら?」

「仕方ないよ。
私が龍矢の手を離した。

それが答えなら、
私は納得するよ。」

「これだけは言える。
お前しか愛せない。

お前が他の男の女に
なっていても、
俺は必ず奪いに行く。

それでいいな。」

「分かった。

今日で会う事最後に
しない?」

「どうしてだ!!」

「龍矢がいると、
私辛くなってくるの。

今でも本当は行って
欲しくはないし、
手紙も電話も欲しいよ。

けど龍矢の為には
この方法しかない。」

私は涙を押さえる事に
必死になった。

けど涙は止まらない。
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