恋した相手はライバル!?
第2章

入学式

月日が流れて。

私達は2年になった。
隼人君とえみりとは、
同じクラスになった。
もちろん担任は
片山先生。

私は龍矢の代わりに、
生徒会長になった。

龍矢からの連絡は
無かった。

「寂しくないの?」

「寂しいけど、
龍矢が迎えに来る事を
待っているよ。」

「香織。
何だか強くなったね。」

「えみりこそ。
何だか楽しいそうだね。」

「うん・・・。」

「どうかした?」

「隼人の両親から反対
されているんだ。

隼人は跡取りでしょう?
だから隼人には許婚が
いるんだよ。」

「えみり・・。」

「もし別れても後悔は無い。

だって隼人をここまで
好きになれたんだから。」

えみりの瞳に涙が
溜まっている。



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