恋した相手はライバル!?
「お前!!!」

龍太郎は私と龍矢の
間に割って入ろうとした。

「龍太郎。
お前の負けだよ。」

「隼人・・。」

「お前は無理やり香織から
龍矢を放そうとした。

けどな。無理なんだよ。
この2人の絆は、
誰にも解けないんだ。」

隼人は諭すように
龍太郎に話をした。

そして膝から崩れ落ちて
涙を流していた。

「俺の負けなのか?」

「ああ。
香織は誰にも渡さない。
俺は香織しか
愛せない体なんだよ。」

「あのキス写真は?」

「芝居だよ。
アメリカで俺の好きな奴が
香織に送りつけただけだ。」

「そうなの?」

「ああ。
薬を飲まされて俺と
関係を持たそうと思った。

けどな俺が反応しなかった。
今日は覚悟しとけ。」

私は耳まで真っ赤になった。
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