恋した相手はライバル！？

「えみりと出会って、
えみりは俺に無償の愛を
注いでくれた。

俺は跡継いでは無くなった。
それでも、
俺を愛してくれますか？」

「いいの？私で？」

「龍矢と同じだよ。

えみりしか愛せない体に
なってしまった。」

「私と隼人まだ何の
関係も持っていないよ。」

「今日はダメか？」

「うんん。」

俺はえみりを力強く抱きしめ
えみりも抱きしめてくれた。

「隼人！！
お前は跡取りだぞ！！」

「さっき言った。

俺は家を捨てた。
もう跡取りでは無くなった。」

「隼人！！
考え直して！！！」

柚子は大きな声で言った。

けど俺はもう、
えみりを離すつもりは無い。