恋した相手はライバル!?
「先生。」

「何だ?」

「最後に言わせて。
龍矢がいなくなって、
先生に凄く頼った。

先生がいなかったら、
私はここにいなかった。」

「お前の辛さは分かる。
俺も両親を亡くし、
落ち込んだ。

えど仲間に助けられ、
そして、
今の家族に助けられた。

お前も片岡の家族に
支えて貰えよ。

そして立派な後継ぎを
産んで、
立派な母親になれ。」

「ありがとう先生。」

私と先生は自然に
深いキスをした。

何度も角度を変えて
キスを繰り返した。

唇が離れると
先生の目にも涙があった。

「愛している。香織。」

「愛している。純。」

私と先生は最後に、
抱き合った。
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