恋した相手はライバル!?
「そうだ。
今から教室に行け。」

「何で?」

「最後のプレゼント。」

私は先生から離れて、
生徒会室を後にした。

そして教室に行くと、
誰かがいた。

夕日が眩しく見えない。

「遅いよ。
先生と愛し合ったか?」

聞いたことのある
声がした。

「まあ。
俺の代わりでもなった?」

「なったよ。
だって帰って来ないから。」

「俺より、
先生を好きになったか?」

「なったよ。
一杯キスをしたもん。」

「どんなキス?」

「甘く切ないキス。」

「へえ。
俺と先生どっちが
上手かった?」

「先生だよ。」

私は彼に、
1歩づつ近づいた。
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