恋した相手はライバル!?
「龍矢は覚えていたの?
昔、直ぐに私を
抱きしめた事を。」

「ああ。香織は
忘れていたのか?」

「うん。」

麗子さんや優子さんに
言われて思い出した。

「どうせ、
母さんや姉貴に言われて
思い出した?」

「五月蝿い!!」

「素直じゃないよな。
香織って。」

やっと家に着いても
私の手を離さない。

「龍矢来たよ。」

「こんにちは。」

私と龍矢の姿を兄と
優子さんが見て
笑っていた。

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