恋した相手はライバル!?
朝登校すると、

「香織。おはよう!!」

朝から元気な声で
私に声を掛けてきた子。

結城えみり。
母の親友の娘さん。

「私達って凄いね。」

「何でなの?」

「だって母達と同じ
高校に通うなんて。

香織ももしかして
先生と恋愛するかもね。」

「それは無いよ。」

「けど、龍矢君も同じ
学校だから嬉しい?」

「別に。
だって最近会ってないし。
どんな顔だったか忘れた。」

えみりと話をしていると
回りの女の子が騒いでいる。

「噂をすれば?」

えみりが私の腕を
引っ張って見に行くと
久しぶりに彼に会った。

龍矢だった。
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