恋した相手はライバル!?
「香織?お前さっき
いちいち反応し過ぎ。」

「だって仕方ないでしょう?
優子さんに聞いていたの?」

私は龍矢と一緒に帰った。

「知っていたよ。
だから香織を誘った。

俺、お前以外の女に
興味がない。」

何も言えない私に
追い討ちを掛けてきた。

「だって本当の事だから。」

龍矢は私を抱きしめて
何も話さない。

嬉しいのと恥ずかしいのと
交じり合っている。

「だから言っただろう?
俺から離れるな。
俺は離さない!!」

龍矢の鼓動が強く
聞こえてくる。

しばらくすると離れて
手を繋いで歩き出した。


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