恋した相手はライバル!?
反撃はしなかった。

嫌。龍矢を傷付けたく
無かった。

私さえ辛抱すれば
いいこと。

けど私は意識が無くなって
彼女の一撃を食らう
寸前の所で手が止まった。

「止めろ!!!」

龍矢の声が聞こえた。

龍矢が私の傍に来て
私を抱きかかえた。

「お前ら!!!」

「だって私はずっと龍矢君の
事が好きだったの。

中学の時ずっと待ち伏せを
していたわ。

けどあなたは全く
振り向いてくれなかった。」

「当たり前だよ!!!
俺は香織しか愛せない!!」

「こんな女の何処が
いいのよ!!」

「香織は手を出したか?」

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