恋した相手はライバル!?
先生がいなく龍矢が
手当てをしてくれた。

「ごめんな。」

「いいよ。」

無言の私に龍矢は
泣いていた。

「俺が傍にいながら
こんな目に遭わせて。」

「大丈夫だよ。
龍矢が助けに来て
くれたんだから。」

「俺お前の傍にいる
資格あるのかな?」

ふと漏らした言葉に
私の胸は苦しくなった。

「俺が香織の傍にいると
傷を付ける可能性が
高いんだな。

俺お前の傍から
離れるよ。」

手当てを終えて龍矢は
保健室から出て行った。


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