俺様ヒーローに注意報
…良輔と同じ香水の匂いだ
「千尋先輩って、良輔…と同じ香水使ってますよね?」
あたし目は悪いけど、鼻はわりかし敏感だ
「え?使ってないよぉ~?あ…でも…」
考えこんだ千尋先輩…もしかして千尋先輩良輔の事…
「…千尋…?」
その時、良輔は目を覚ました…
でも、ずっとずっと隣に居る、あたしじゃなくて……
千尋先輩の名前を呼んだんだ…。
「良輔、心配したんだぞ~!あんた、本当に馬鹿なんだから」
笑っている千尋先輩はどう見たって恋している女の子だ…
嫌だよ…良輔、あたし良輔の事信じれなくなっちゃいそうだよ
「じゃぁ、あたし戻るわ!」
「おぅっ!あんがとな…」