涙時々笑顔
その時です。
校門の前の道路に1匹の子猫があるいてた。
チョコチョコ動くその姿に見とれていた私は
今よりももっと幼いときの事を思い出してた。
暖かい陽だまりの日。
私の手の中には1匹の猫。
そう、小学校の校庭に捨てられていたの。
私は可哀想でその場所から離れられなかった。
そこに大きなサッカーボールを持って駆け寄ってくる男の子。
幼馴染の哉斗(かなと)
「えみちゃーん。猫ちゃんかわいいねー」
そう言って頭を撫でていた。