プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―
一年が過ぎ、もうすぐ二年が経とうとした時だった。
音菜はその日、母親の友達のところにいた。
そこは施設。何人かの幼い子ども達と仲良くなり、楽しく遊んでいた。自分がここに入ることになるなんて思いもしないで。
その日は朝から雪が降っていた。昼には止み、雪で遊んでいた。
そして、いつものように母親が夕方頃に迎えにきた。
この時既にこの幸せを感じることができなくなっていたなんて思ってもいなかった。
だって……その時にはもう
『家が火事になっていた』
のだから――
音菜はその日、母親の友達のところにいた。
そこは施設。何人かの幼い子ども達と仲良くなり、楽しく遊んでいた。自分がここに入ることになるなんて思いもしないで。
その日は朝から雪が降っていた。昼には止み、雪で遊んでいた。
そして、いつものように母親が夕方頃に迎えにきた。
この時既にこの幸せを感じることができなくなっていたなんて思ってもいなかった。
だって……その時にはもう
『家が火事になっていた』
のだから――