恋物語。
体育祭本番。

わたしのクラスはスポーツマンが多いので
みんなはりきっていた。

かけっこでは3位というまあまあの成績で
それなりに満足していた。

「ねー柚葵菜ー。」

同じクラスの恵だ。

「柚葵菜さ、谷君のことすきなんじゃない?」


タニクンノコトスキナンジャナイ…?


「…へ?」

「だって柚葵菜、うちとしゃべってんのに
谷君ばっかみてるじゃん。」

うっそ、無意識…。

「応援するから☆」

恵は楽しそうに走り去っていった。

それからずっとそのことが頭から離れなくなってた。

フォークダンスも、司とするのかな…

来年は同じクラスかな…

< 4 / 25 >

この作品をシェア

pagetop