けだものダーリン♪




「なん…で…」








「そんなに驚かなくても…
俺さ
茶道の家元じゃん?」








あぁそう言えば…
そんなことを言ってたような
言ってなかったような…








「それに俺の親父って
結構有名な会社の社長だし
それにあいつの親父も
大企業の社長だろ?
だから祝いとかの手紙とか来んだよな」








「そ…なんだ…」








なんだ…
じゃあ星史は
隠してなくても知ってたんだ…
あたしが別れようって
言ったことも
わかってたんだ…。








「でもさ…
あいつって
ホストしてんだろ?
なんであんな奴と婚約したんだよ…
俺のことイヤだったとか?」








星史の話すトーンが
どんどん低くなっていく。







< 111 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop