けだものダーリン♪




「ふぁ…ん…」








苦しくてフラフラする。
目眩がしてきた…。








そう思った時
星史があたしの唇からやっと離れた。
あたしは足がもつれて
星史に寄り掛かる。








「俺が和音の家族達を支えてやる」








意識がもうろうとしてて
星史の声が遠く感じる。








「だから…あんな奴とは
もう関わらないでくれ…」







星史の真剣な表情と声。








あたしも
淳から離れたい。
もう一緒にいたくない。
星史とずっと一緒にいたい。








そうやって
思えないのはなぜ?








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