けだものダーリン♪
胸が苦しい。
俺がしたことなのに…
俺は最低な男だ…。
和音をまた悲しませた。
苦しませた。
ごめんね和音…
俺はこの息苦しい
寝室から出るために
「仕事に行くから」と
言って出てこうとした。
だけど…
和音は俺を一瞬だけ
止めてくれた。
それが嬉しくて嬉しくて…
仕事に行くからって嘘…
つかなければよかったって思った。
もしも俺を止めたのが
恋しいからじゃなくて
さっきの出来事を聞くためでも
嬉しい。
だから
わざと寝室に車の鍵を忘れて家を出たんだ。