*。゚*hands*゚。*
プロローグ
昔から白が嫌いだった
自分がいる白い空間が大嫌いだった
でもね、あたしの居場所はそこしかなかった
そんな空間に飛び込んできたあなたは
冷たいけど温かくて
色で表すと黒
けれど輝いていた
そんなあなたが
大好きで
羨ましくて
大切だったの
だからこそ
本当の気持ちは
言えなかった
「瑠璃華のこと
忘れていいからね? 」
やだ・・・
やめて
忘れないで
瑠璃華がここに
確かに存在していたって
忘れないで
忘れないで
二人の思い出を
なかったことにしないで
お願い