*。゚*hands*゚。*
「いっ・・・てぇ・・・。ざけんなよ」
よろよろしながら立ち上がるのが精一杯で
激痛に我慢しながら立ち上がる
そんな俺の目の前では
大泣きしているガキ
あぁ、めんどくさい
「ほら、サキちゃん、ごめんなさいいいなさい」
そう呼びかけてるのは
ガキの付き添いかなんかの俺と同い年くらいの女
そんな女の言葉でガキは俺を恐る恐る見上げる
「ちっ。あぶねえんだよ。」
苛々が重なる俺は舌打ちをするとガキは今まで以上に大声で泣き出す
「このお兄ちゃん、ごわい〜!」
泣き叫ぶガキの頭を撫でながら呆れる女は
ぱっと俺のほうに顔を上げて頭を下げた
「ホントすいませんね。怪我大丈夫ですか?」
変に気を使う女に余計イライラしてまた舌打ちが出てしまった
「ホントうぜぇ。大丈夫じゃねえし。死ねよ」
そんな俺の言葉に女の顔は豹変した
「今なんて?」
真剣な表情で俺を見上げる女
そんなやつに俺はおんなじ言葉を言ってやった
「なんなんだよ。死ねよっつってんの」
俺がそう言い返した途端
ベシンッ
そんな音と一緒に頬に傷みが走った