*。゚*hands*゚。*
俺はもやもやを抱えたまま瑠璃華の部屋へと向かった
「あら、噂の恭ちゃん?」
病院の廊下で明るい声で話しかけてきたのは看護婦さんだ
「え、あぁ」
俺は困ったように目を背けると看護婦さんはクスクスと笑う
「まったく照れちゃって!」
「いや、別に」
顔を背けたままの俺をまっすぐ見て看護婦さんは話し出す
「瑠璃華ちゃんね、あなたと会うようになってからすごく明るくなった気がするの。きっとあなたがいるから今、必死に生きてる。ありがとうね」
真剣に話した後微笑む看護婦さん
俺は首を振った
「それは俺の方です。あいつがいるから今生きようって思える。
だから、あいつをお願いします。」
小さく一礼してまた病室へと歩き出す
「任せなさい!だから、あなたはもう喧嘩なんかで運ばれてこないでよね〜」
看護婦さんもそれだけいうと自分の仕事へ戻っていった