*。゚*hands*゚。*
*:現実
恭平Side
目覚めの悪い朝
今日は土曜日で起き上がろうという気持ちにもなれない
こんなにも体が重いのは
きっと昨日のせい
昨日のことを思い出すだけで苛立ちがまた生まれる
ー昨日ー
「彼女の誕生日になにをあげたらいいかって?!」
昨日の朝教室で拓也の声が響いた
そしてニヤニヤしながら俺を見る拓也
「うるせ。声がでかい!」
「ごめん。でもおまえ、かわいいな?まるで初恋じゃねえか!」
「黙れ。いいから教えろよ」
俺は髪の毛をぐちゃっと掴み苛立ちと恥ずかしさを紛らわす
「しょうがねえな〜。この拓也様が教えてやろうじゃないか!」
そんな偉そうにする拓也を睨む
ほんとうはこんなやつに聞きたくなかったけどしょうがない
好きなやつにプレゼントを買うなんて初めてで
どうしたらいいか自分だけでは混乱していた