*。゚*hands*゚。*
恭平の唇が離れて、沈黙がつづく
恭平はさっきとは違いまっすぐあたしを見てくれている
「恭ちゃん?」
「ん?」
「瑠璃華、やってもいいよ。」
自分で言って凄く恥ずかしいし、馬鹿なこと分かってるけど
本当だよ
「は?何いってんだよ。」
眉を潜めながら瑠璃華を見る恭平
「冗談じゃないよ?やろう?」
馬鹿みたいでしょ?
笑ってもいいよ?
「無理すんなよ。元気になってからな?」
違う
ならないよ
元気になんてならない
「やだ。今やるの。早く。普通の女の子と同じように接してよ。」
何だか虚しい
自分惨めだってわかる
あたし嫉妬してる
遊びでも何でも
恭平と体を重ねる女の子に
ばかみたい
流れてくる涙なんて気にしない
ただ恭平をまっすぐ見る