*。゚*hands*゚。*
*:手放したくないもの
恭平Side
自分の家に帰り、布団に寝転がる
今日、この布団に瑠璃華がいたなんて嘘みたいで
じんわりと寂しさが広がった
瑠璃華の病気が治って
退院できたら今日のことが当たり前になる
俺の部屋に来て二人で昼寝したりして
たまには何処か遠くへ出かけて
そんな生活が当たり前になったらどんなに幸せだろう
側にいれるだけで幸せだけど
出会えただけで幸せだけど
やっぱ人って欲が生まれるもんじゃん?
だからそれが俺の夢
そんなことを考えながらそのまま目を閉じた