*。゚*hands*゚。*
最近は呼吸器をつけたまま寝てずっと天井と睨めっこ
そこに今日もママが来た
最近毎日会いにくる
「瑠璃華?今日はご飯食べれた?」
そんなママの問いに首を振った
「そう、少しずつね、食べれるようになろうね?」
そう優しく笑うママ
気づけばもう夕方で外からオレンジ色の光が差し込む
もうこんな時間か
この時間になるといつも思い出す
そして胸が苦しくなる
「ママ、け、けいたい、とって?」
そう頼むとママは携帯をあたしに手渡した
あたしはじっと携帯をただ見つめた
「急にどうしたの?」
そうママが尋ねる
あたしは一粒涙をこぼす
今恭平は帰ってる時間かな?そんなことを考える
来るはずもない連絡を待つ
ばかみたい、あたし
「どうしたのよ?泣いちゃって。」
焦るママ
あたしはただ首を振っていた