*。゚*hands*゚。*
学校の授業は適当にうけて待ちに待った放課後




俺は誰よりも早く学校を出て病院へ走った




また追い返されてもいい




ただ瑠璃華の顔を見れるだけでいい





それに今ならどんなことを言われたって自分の思いを突き通す





病院の前につき、足を止めて一歩一歩しっかり歩く





そんなとき前方から女の人が歩いてくる





その人は俺と目が合うと
立ち止まる




「恭、平くん?恭平くんよね?」




と、俺に声をかけてきたのは瑠璃華の母親だった






「お久しぶりです。」




ただそれだけ言い頭を下げた





まさかたまたま会うなんて思いもしなくて焦る自分




「えっと、あの、瑠璃華さんに・・・「会ってあげてください。」





思わぬ言葉に驚きを隠せない





俺が不思議そうに見ると瑠璃華の母親は寂しそうに笑った



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